正秀刃物店 大野隆久さん /
アーケード名店街
1926年創業の「正秀刃物店」3代目の大野隆久さん。
品質の良い刃物を見極め、自信をもってオススメできる商品を取り扱っている。
中には使い心地に感激して電話をくれる方も。
商品を納得して購入し、使って喜びの声を聞くのが、何よりもうれしい瞬間。
包丁は値段に見合う道具であり、ちゃんと手入れをすれば1本を長い間使うことができる。
中でも「名入れ包丁」はプレゼントとしても好評だ。
販売だけでなく修理も請け負っており、包丁研ぎの依頼はできるだけその日のうちに対応する。
また、新品の包丁もそのままではなく、「本刃付け(※)」をしてお渡しするなど、専門店としてできることをやっていこうと努めている。
※本刃物付け…包丁を一番切れる状態に研ぐこと
2021年、「東京2020大会」で沼津市内に合宿中だった、フェンシングカナダ代表チームの依頼を受け、「キラメッセぬまづ」で出刃包丁やペティナイフなどの出張販売を行った。
きっかけは、2019年の合宿時に同チームのコーチが店を訪れ、出刃包丁を購入したことだったそう。
品質と切れ味を知った上でのリピート買い。
選手らがこの時に45本購入、創業以来初のインバウンド需要に驚くばかりだった。
知人の手を借りながら、1989年式「日産ラングレー」と1957年式「陸王FB250」に乗っている大野さん。
お父さんが配達に使っていた思い出のバイクとのこと。
研ぎの依頼は月平均200本以上、グッと力を入れる力仕事のため、休日は身体のメンテナンスをしたり、好きなお酒を嗜んだりして、自身を労わっている。
──お客様へひとこと──
刃物を一番良い状態にしますので、お困りでしたらお持ちください。